This is the Japanese translation of Jrock Revolution‘s interview with YOSHIKI.

 

 

YOSHIKIX JAPAN MySpace英語インタビューの邦訳。


1月20日、東京ドーム公演、新曲「I.V.」全世界配信決定の記者会見で緊急来日したYOSHIKI、MySpace公式X JAPAN 2008プロフィールで発表された英語インタビューで海外ファンにJロックを広げようとしている、米国本社のJrock Revolutionの質問に答えてくださいました。

今まで日本語を訳されていなかったインタビューはJrock Revolutionが日本のファンのために公式に発表します 。どうぞ、お読みください。

 

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JRR:貴重なお時間を頂きありがとうございます。海外ファンのためにインタビューをさせていただきます。

まず、X JAPAN世界デビューおめでとうございます。

YOSHIKI:ありがとうございます。

JRR:今のお気持ちは?

YOSHIKI:そうですね・・なんていうのかな・・・5、6ヶ月前はこんなことになるとは思っていませんでした。なんというか・・・・いつもこのことは心の中にあって、約10年間、何をしていても、どんな時もXのことは頭から離れなかった。だったら、やればいいじゃん、ということで決まったといいますか。あと、世界中からもたくさんのメッセージが寄せられていて・・・。そして1年位前から、TOSHIとよく話をするようになって。それで・・・よくわからないけど、時が来たのかな。うん。でSAW IVの映画のサウンドトラックの話が来て、Violet UKとか他のプロジェクトでやることも出来たのだけど、でも・・・よくわからないけどX JAPANでやっちゃえ、みたいな。なんとなく面白いことになるかな、と思いまして。で、やることにしたんですよ。で、日本に行かなくてはならなくて、その時HEATHPATAに会って、どう思う?って聞いたら、いいね、っていう感じで。そしてTOSHIと話したら、じゃあ、やろう、って 、そういう感じです。

JRRX JAPANは今後、世界中で活動していきたいと思いますか?世界中のファンが待っていると思います。ヨーロッパでもアメリカでも・・・

YOSHIKI:ぜひやってみたいですね。でも、今はまだ、なんていうのかな、東京ドームでのライブが決まって、その練習さえしていない状態。まだ話し合っただけで。2月から、ロサンゼルスにメンバーを集めて、X JAPANの新曲のレコーディングに入るので、そうしたらやっと、世界に向けての計画に考えを進めていけるようになるのかな・・ヨーロッパやアメリカや、東南アジアとか・・面白そうですよね。でも本当に興味深いのは、実際僕たちは、日本以外の国では、一度も演奏をしたことがないんですよ。今まで日本だけでしか演奏したことはない。それなのに、日本以外の国ですでに僕たちのことを知ってもらえていて、なんというか、僕たちは恵まれていると思います。うん、海外に行くべきだね。どうしようか、考えているよ。

YOSHIKI:行くとなったら、どんな感じにすればいいのか。大きな企画を考えた方がいいのか、もしくはシンプルな感じのステージを考えればいのかとか、いろいろ思っています・・・でも、うん、本当に面白そうだね。このごろで海外のいろいろなイベントに参加しました。2年前にバルチモアのオタコンにいったり、今年、ロングビーチでのアニメコンベンションで、S.K.I.N.のコンサートをしたり、パリのJAPAN EXPOに参加したり、そこで、情熱的な素晴らしいファンにたくさん会うことができました。日本以外の国にもあんなにたくさんの素晴らしいファンがいることがわかったので、ぜひ再び彼らに会いに行きたいですね。

JRR:「I.V.」をiTunesで世界配信することを決定付けた理由は、その海外ファンのためですか?

YOSHIKI:はい、SAW IVを決めたとき、そう、それも理由のひとつですよね。そして全世界にリリースできるから、X JAPANで実現させたかった。

JRR:そしてI.V.はすでにトップページに掲載されることが決まっているようですね。

YOSHIKI:かっこいいですね。ありがとうございます。これは本当に皆さんのおかげだと思いますよ。僕だけでは出来ないことで、凄いことです。

JRR:アジアで最初に成し遂げたアーティストですね。

YOSHIKIHIDEもきっと喜んでくれると思います。

 

JRRYOSHIKI Mobileについてですが、東京ドームのチケットの先行販売が始まってものすごい反響となっているようですが、海外のファンは、海外版のYOSHIKI Mobileを作って欲しいと思っているようですが、ご予定は?

YOSHIKI:できたらいいですね。もしそういう要求があれば、もし出来るのであれば・・無理かな・・でも作ってみたいとは思いますよ。すごくいいツールだと思います。なんというのかな 、僕がメッセージを送って、それで日本のファンと、YOSHIKI Mobileを通していろいろなコミュニケーションが取れています。皆に言いたいことを伝えられるからいいですよね。YOSHIKI Mobileは、たくさんのスタッフがサポートしてくれています。MySpaceもやっているんですが、それは難しいですよね。MySpaceは今までのところ、すべて僕自身で管理しています。とても個人的なものです。僕のマネジメントもアメリカにいるスタッフも、手伝いますよ、と言ってくれてはいますけど、実際、それに関してまだ検討しています。スタッフにやってもらうか、このまま自分で管理していくか。

JRR:いや、これは、皆が絶対に、管理をするのはスタッフではなくて、やはりYOSHIKIさんご自身でやって頂きたいと思いますね!

YOSHIKI:わかりました。でも大変なんですよ、11月にもらったメッセージを未だに読んでいるような状態ですから。

JRR:海外に関してで、Jrock Revolutionをスタートさせましたね。今後どうなって欲しいと思いますか?

YOSHIKIJrock Revolutionサイトについてですか?Jrock Revolutionの今後についてですか?

JRR:両方についてお聞かせ下さい。

YOSHIKI:そうですね、わからないですけど、Jrock Revolutionのサイトを始めたのは、海外でイベントを行うことがきっかけでした。Jロックの友人がたくさんいますので。彼らはヨーロッパやアメリカでツアーをしているようですけど、彼らに更に大きなスケールでパフォーミング出来る機会を与えたかったんです。で、"テイスト オブ カオス ツアー(Taste of Chaos tour)"というものに関わる事になって、僕自身でMUCCD’espairsRayを選びました。意欲的で素晴らしいバンドですよ。彼らはJrock Revolutionの2日目の夜に参加しました。こんな風に、バンドを支援していくことには、ずっと僕は力を注いできた気がします。X JAPANを始めるためにEXTASY RECORDSを作ったり、他のバンドも加えたり。いろいろなバンドの手助けをしたいといつも思っているんです。

JRR:とてもありがたいことです。

JRRX JAPANに関してではありませんが、昨日のYOSHIKI Mobileのメッセージを読みました。Violet UKについてお話されていました。もしよければそれについてお話いただけませんか。 

YOSHIKI:もちろんですよ!もう話したように、1年前とか、半年前とかはX JAPANを再開させようなんて考えもしていなかったんですViolet UKとしてもYOSHIKIとしても、いろいろな企画がありましたから。"Repo"という映画の音楽プロデューサになっていて、そのエンディングタイトルの楽曲作りをしなければならないとか。2曲制作に取り掛かっているんだけど、その1つをドイツでやるとか、これはサラ・ブライトマンに歌ってもらってます。まだこの楽曲をエンドタイトルに するかは決めていませんが・・・あと、その他にも同時進行で、ロサンゼルスではViolet UKのレコーディングを続けている状態です。やることがありすぎて・・今回の記者会見も、来月に出来ないの?て聞いたんだけど、3月に東京ドームでライブをやるのだし、iTunesの世界配信が決まったんだから、今やらなくてはならないと言われてしまいまして。今日1日のために日本へ帰ってきたんですよ。明日LAへ戻ります。ところで、質問は何でしたっけ?

JRRViolet UKです。

YOSHIKI:ああ、そうでしたViolet UK

JRR:新曲があるんですか?

YOSHIKI:はい、あります。なんていうのかな、たいてい自分の曲は気に入らないのだけど、今回のはすごく自分でもいいな、と思っています。明日ロサンゼルスに戻ったら、X JAPANのレコーディングを始める前まで、レコーディングに取り掛かると思います。でも、わからないな、何を最優先してやったらいいかな。とりあえず全力を尽くしますよ。

JRRX JAPANは、"I.V."と"Without You"を新曲としてリリースすることが決定したそうですが、他の曲もあるのでしょうか?

YOSHIKI:いい質問ですね。そうですね、その可能性は半々くらいかな。I.V.の日本語バージョン、Without Youの英語バージョンの歌詞を書いています。オリジナルではI.V.は英語歌詞Without Youは日本語歌詞ですから。だからまずその曲を完成させなくては。あと、TOSHIと話したことがありまして、YOSHIKIとしてリリースしたクラシックアルバム"Eternal Melody"の中から、これX JAPANで出来ないの?という楽曲があって。「面白そうだから、ちょっと考えさせて」って状態です。っていうか、映画"Repo"の新曲をViolet UKとして作っているという時に、なんていうか、このようにViolet UKとは違う方向に向かい出してしまった状態になって・・・X JAPANにとってはいい状況なんですけどね。よくわからないですよ・・・もっと時間があったら、I.V.Without Youのほかに2,3曲新曲を作るのも・・・今の状況では、なんともいえないですよね。半々くらいかな。

JRR:皆期待していると思いますよ。

JRR:「I.V.」は、もともとはもっと長い曲だったそうですね。

YOSHIKI:はい、なんていうのかな、僕は長い曲を書いてしまう癖があるといいますか、昔、"Art of Life"という楽曲で30分位の曲が出来てしまったことがあったのだけど、今回はSAW IVのエンドタイトルの曲ですから、「YOSHIKIさん、4分とか5分位の時間でお願いします」と言われたので、なんとか7、8分で抑えたんですよ。でもやはりプロダクションの人には4、5分位で、と言われていたので・・・はい。以前、天皇御即位10年記念で、20分近いクラシックの楽曲を書いたことがあるんですけど、本当は5、6分位でお願いしますと言われていたんですよね。結局7分とか、そのくらいに抑えましたけど。

 

JRR:「I.V.」の、その長いバージョンは、X JAPANとしてリリースしますか?

YOSHIKI:いいえ。(笑)

YOSHIKI:だって、そうしたらまた時間が掛かってしまうから・・・おそらく、わからないな・・

JRR:おそらく、いつか?

YOSHIKI:ええ、いつか。でも今はただ、なんていうんですか、時間内に他にやらなくてはならない事がたくさんありますから・・・YOSHIKIさんこれお願いしますってたくさん・・・レコーディング、レコーディングが続きそうですよ。Violet UKは300くらい楽曲があるんです。もうどうしていいんですかね

 

JRR:最後に、東京ドームで久しぶりのコンサートが決定しましたが、どのようなコンサートになるのでしょうか?

YOSHIKI:そうですね、記者会見でも話したように、なんといいますか、ただ昔のメンバーが集まって同窓会みたいな、そういうコンサートにはしたくないんです。やるからにはショッキングなこと、なんていうか期待を裏切るようなことをやりたいです。・・・X JAPANにとって次のステップになるようなものにしていきたいと思います。2,3ヶ月前、何かのTV番組で、X JAPANは短期間の再結成です、みたいなことを話したと思うんですけど、でも、その時によると思います。何か新しいこと、意味のあることに出会ったら、もしかしたら、X JAPANはもっと長く活動を続けて行く事になるかもしれないですし、わからないですけど、とてもエキサイティングなものにしていきたいと思っています。なんというか、危険で、予想も出来ないような、想像も出来ないような、素敵なものにしたいと思います。

JRR:期待しています。

JRR:では、これが本当に最後です。MySpaceとJrock Revolutionをご覧になっている、海外のファンにメッセージをお願いできますか?

YOSHIKI:はい・・・なんと言えばいいのかな。えっと、皆さんが僕に、これからどうして行くべきかを気づかしてくれたと思います。この東京ドームも・・・やろうと思ったのは、その応援のおかげです。・・・えっと・・感傷的になってしまいますけど・・・そうですね、本当にいつもサポートしてくれて・・・世界中から・・心から感謝しています。絶対にがっかりさせるようなことはさせませんから。・・・本当にどうもありがとう。

JRR:どうもありがとうございました。

 

 

 

 

インタビュー:リカ/Jrock Revolution

MySpace公式X JAPAN 2008プロフィール

和訳:友美/Jrock Revolution

写真: X JAPAN Project